自閉症のサイン?母子手帳を活用した発達チェックリスト【1歳、2歳、3歳用】

母子健康手帳(見開き)
  • 目が合いづらい
  • 名前を読んでもあまり振り向かない
  • バイバイ・指差しができない
  • ことばが遅い気がする

そんなふうに我が子の発達に違和感や不安を感じている。

また、一方で

  • まだ1歳・2歳だし、気にしすぎかな
  • 成長がゆっくりなだけかも

と思い、様子を見てしまっているママ・パパへ。

自閉症などの発達障害は、早期に特性に気づき、その子に合った環境を整えてあげることが、将来の生きづらさを減らす大きな鍵となります。

そのために役立ててほしいツールが、お手元にある「母子手帳」です。

この記事では、自閉症の娘を育てる親としての経験を交え、以下の内容を詳しく解説します。

  • 自閉症のサインの出現時期の目安
  • 【年代別】母子手帳を活用した発達チェックリスト
  • 【実例公開】自閉症の娘の発達チェックの結果はどうだったか?
  • 「いいえ」が多かったときに、まず取ってほしい具体的なアクション

違和感や不安を少しでも安心に変え、「次の一歩」に進むために、まずは母子手帳を開きながら、お子さんの成長の記録を一緒に振り返ってみましょう。

以下、目次から好きな箇所に飛んで読んでいただくこともできます。

目次

自閉症のサインはいつ頃から現れるのか

自閉スペクトラム症ASDとも言う。本記事では分かりやすいように「自閉症」と呼ぶ)は、という診断名がつくのは、一般的に社会性が発達し、周囲との違いがはっきりしてくる3歳前後が多いとされています。

しかし、振り返ってみると、もっと早い段階から「サイン」は現れているものです。

自閉症の特性(サイン)は乳幼児期から見られることがある

自閉症は、生まれつきの脳の特性とされており、生後すぐ〜1歳代の乳幼児期においても、その片鱗が見られることは決して珍しくありません。

ただし、赤ちゃんの発達は個人差が非常に大きいため、そのサインはとても微細です。

専門家であっても、一度会っただけで判断するのは難しく、日々の暮らしの中でママ・パパが「あれ?」と感じる継続的な違和感の中にこそ、サインが隠れていることが多いのです。

娘は1歳頃から自閉症のサインが見られていた【事例紹介】

顎をつけて何かを見つけている様子

私の娘の場合、2歳10か月で自閉症の診断を受けましたが、予兆は1歳頃からありました。

娘の1歳頃を振り返ると次のような状況でした。

1歳頃

  • 目が合いづらい
  • 指さしやバイバイをしない
  • ママ・パパと喋らない
  • 名前を呼んでも振り向かない

目が合いにくく、指さしやバイバイをせず、声をかけても反応が薄いことが多かったです。
ちょうど私が娘の発達について「違和感」を感じ始めた時期です。

「まだ小さいからかな?」と思いつつも、違和感が心に引っかかっていました。

1歳半頃になると自由に歩けるようになりました。しかし、

1歳半頃

  • 後追いをしない
  • 手をつないで歩けない
  • ずっと喃語で意味のあることばがいっこうに出てこない

他の子と違うかもしれない」と不安が出てきた時期です。

1歳半健診で「ことば」の指摘を受けた頃には、育てにくさをはっきり自覚するようになっていました。

サインはことばやコミュニケーションに現れやすい

自閉症の大きな特性として、「社会的なコミュニケーションの難しさ」があります。そのため、サインは運動面(歩く、座るなど)よりも、圧倒的に「ことば」や「人との関わり」に現れます。

例えば、

まねっこ(模倣)をしない

「バイバイ」や「パチパチ」、大人の動作を見て真似をする「あーん」などの遊びがなかなか見られません。

「見て!」という共有がない

自分が興味のあるものを見つけたときに、指をさして親に知らせたり、「これ見て!」と自分のおもちゃを持ってきたりすることが少ない傾向にあります。

名前を呼んでも無視しているように見える

耳は聞こえているはずなのに、名前を呼んでも振り向かなかったり、反応がなかったりします。まるで「自分だけの世界に集中している」ような感覚です。

視線が合いにくい、または独特

じっと目が合うことが少なかったり、目が合ってもパッとすぐにそらしてしまったりします。また、人の顔よりも「動くもの」などをじっと見ていることがあります。

遊び方が独特で、こだわりが強い

ミニカーを走らせて遊ぶのではなく、ひたすら一列に並べたり、ひっくり返してタイヤだけをずっと回し続けたりするなど、本来の用途とは違う遊び方に強く執着することがあります。

これらのサインは、一つあるからといってすぐに「自閉症」と決まるわけではありません。ですが、もし「そういえば、うちの子も」と思い当たる節がいくつかあるのなら、それは母子手帳を詳しく見直してみる一つのきっかけになります。

自閉症のサインは母子手帳の「保護者の記録」から読み取れる

母子健康手帳(片面)

こうした微細なサインを、記憶だけに頼って振り返るのは大変です。そこで活用してほしいのが、母子手帳の「保護者の記録」ページです。

母子手帳の質問項目は、実は発達心理学に基づいて細かく設計されています。

「はい・いいえ」で答えるシンプルな欄ですが、自閉症の特性がある子の多くがことば・コミュニケーション」に関連する項目で「いいえ」にチェックがつくという傾向があります。

保護者の記録を改めて見返すことで、点と点が繋がり、「この時の違和感はサインだったんだ」と客観的に把握することができるのです。

母子手帳を用いたことば・コミュニケーションに関する発達チェックリスト

以下は、母子手帳の0歳から3歳までの「保護者の記録」に載っている項目から、ことば・コミュニケーションに絞ってリストアップしたオリジナルの発達チェックリストです。

月齢チェック項目はい/いいえ
3〜4ヶか月頃1.あやすとよく笑いますか
2.見えない方向から声をかけると、そちらを見ようとしますか
6〜7か月頃3.家族といっしょにいるとき、話しかけるような声を出しますか
4.テレビやラジオの音がしはじめると、すぐそちらを見ますか
9〜10か月頃5.機嫌よくひとり遊びができますか
6.そっと近づいて、ささやき声でよびかけると振り向きますか
7.後追いをしますか
1歳の頃8.バイバイ、こんにちはなどの身振りをしますか
9.大人の言う簡単なことば(おいで、ちょうだいなど)がわかりますか
10.部屋の離れたところにあるおもちゃを指さすと、その方向をみますか
11.一緒に遊ぶと喜びますか
1歳6か月頃12.ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつか話しますか
13.うしろから名前を呼んだとき、振り向きますか
2歳の頃14.テレビや大人の身振りのまねをしますか
15.2語文(ワンワンキタ、マンマチョウダイ)などを言いますか
3歳の頃16.ままごと、ヒーローごっこなど、ごっこ遊びができますか
17.自分の名前を言えますか
18.遊び友だちがいますか

母子手帳を用いた「ことば・コミュニケーション」の発達チェック解説

母子手帳の「はい・いいえ」の裏側には、お子さんの「ことば(伝える力)」と「コミュニケーション(人と関わる力)」の育ちを確認する意図があります。それぞれの月齢で、具体的にどのような様子に注目すればよいか解説します。

3〜4か月頃:視線と心の通い合い

この時期は、視力が発達し、身近な大人の顔を認識し始める時期です。

1.あやすとよく笑いますか?

目が合ったときに「ママが笑っているから楽しい!」という感情の共有(コミュニケーションの土台)ができているかを確認します。視線が合いにくい、あるいは表情の変化が乏しい場合は、少し注意深く見守ります。

2.見えない方向から声をかけると、そちらを見ようとしますか?

音に反応する(聴覚)だけでなく、「誰かが呼んでいる」という人への関心があるかをチェックしています。

6〜7か月頃:やり取りの始まり

周囲への興味が広がり、自分から働きかける様子が出始めます。

3.家族といっしょにいるとき、話しかけるような声を出しますか?

意味のある言葉はまだですが、「あー、うー」といった声(喃語)を、相手の反応を期待して出しているかを見ます。「私を見て!」というコミュニケーションの意欲の確認です。

4.テレビやラジオの音がしはじめると、すぐそちらを見ますか?

外部の刺激に対する反応速度と、音のする方へ注意を向ける力を見ます。

9〜10か月頃:他者への愛着と反応

特定の誰かとの絆(愛着関係)が深まり、反応が鋭くなる時期です。

5.機嫌よくひとり遊びができますか?

【この項目の大事なチェックのポイント!】 母子手帳では「はい」が一般的な発達の目安とされていますが、自閉症のサインを見つける視点では、「”一人きり”の状態をあまりに好みすぎていないか」に注目します。

「はい」の場合でも注意したいケース: 「ママやパパがいなくなっても全く気にしない」「呼んでも見向きもせず、何時間でも一人で同じ遊びをしている」という場合は、人への関心が薄いサインである可能性があります。

「いいえ」の場合でも必ずしも不安材料とはならないケース: 「すぐに親を呼ぶ」「一人が寂しくて後を追ってくる」というのは、実は「相手への強い関心(コミュニケーションの土台)」が育っている証拠でもあるのです。

6.そっと近づいて、ささやき声でよびかけると振り向きますか?

聴覚の確認と同時に、「自分に向けられた小さなサイン」に気づけるかを見ています。自閉症傾向があると、自分の世界に没頭して周囲の声が届きにくい(無視しているように見える)ことがあります。

7.後追いをしますか?

「大好きな人が見えなくなると不安」という、特定の他者への関心と愛着があるかをチェックしています。

1歳頃:言葉の前に育つ「伝えたい気持ち」

言葉が出る直前のこの時期は、もっともサインが現れやすい段階です。

8.バイバイ、こんにちはなどの身振りをしますか?

動作の「真似」ができるか、そしてそれを「挨拶という道具」として使えているかを確認します。

9.大人の言う簡単なことば(おいで、ちょうだいなど)がわかりますか?

言葉の響きだけでなく、大人の「指示や意図」を理解しようとする姿勢があるかを見ます。

10.部屋の離れたところにあるおもちゃを指さすと、その方向をみますか?

これを専門用語で「共同注意」と言い、ことばが出る前のコミュニケーションとして重要なポイントです。「指」ではなく、指の先にある「もの」を親と一緒に見ることができれば、心が通い合う準備ができています。

11.一緒に遊ぶと喜びますか?

「いないいないばあ」や「追いかけっこ」など、他者と楽しさを分かち合うことに価値を感じているかをチェックします。

1歳6か月頃:言葉と反応

1歳半健診の目安となる項目で、コミュニケーションの「ズレ」が見えやすくなります。

12.ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつか話しますか?

発音の有無だけでなく、それを「相手に伝える(コミュニケーションの道具)」として使っているかを見ます。

13.うしろから名前を呼んだとき、振り向きますか?

1歳児健診よりもさらに確実な反応が求められます。何度呼んでも振り向かない、あるいは「特定の音には反応するのに名前には反応しない」といった様子がないかを見ます。

2歳頃:真似っこと会話の土台

想像力や相手のマネをすることで、社会性を広げていく時期です。

14.テレビや大人の身振りのまねをしますか?

他人の行動を観察し、自分に取り入れる」という力を見ます。これができないと、ことばや社会的なルールを覚えるのが難しくなることがあります。

15.2語文(ワンワンきた、マンマチョウダイ)などを言いますか?

単語をつなげて、より複雑な「自分の意思」を相手に伝えようとしているかを確認します。

3歳頃:想像力とやり取りの完成

お友達という「社会」や、目に見えない「ごっこ」の世界に入っていく時期です。

16.ままごと、ヒーローごっこなど、ごっこ遊びができますか?

砂を「ご飯」に見立てるような想像力があるか。自閉症の子は「物を並べるだけ」「タイヤを回すだけ」など、本来の用途に縛られない遊びを好む傾向があり、他者とのイメージの共有(コミュニケーション)が苦手な場合があります

17.自分の名前を言えますか?

自己意識が育ち、相手に対して自分を表明できるかを見ます。

18.遊び友だちがいますか?

相手を意識して一緒に遊んだり、簡単なルール(貸して、いいよ)を共有したりしようとする対人意欲を確認します。

実例で見る|自閉症の娘の母子手帳発達チェック結果:18項目中14項目が「いいえ」

おもちゃで一人遊んでいる様子

ここでは、月齢ごとに、我が家の自閉っ子娘がどういった結果であったか紹介します。

3〜4か月頃の結果

  • 1.あやすとよく笑いますか
  • 2.見えない方向から声をかけると、そちらを見ようとしますか

声掛けしても振り向きませんでしたが、「まだ個人差が大きい時期だから」と、あまり深く考えていませんでした。

6〜7か月頃の結果

  • 3.家族といっしょにいるとき、話しかけるような声を出しますか
  • 4.テレビやラジオの音がしはじめると、すぐそちらを見ますか

家族に話しかけるというより、独り言のように喃語を話している様子でした。

テレビの方向を向かないため、「耳はちゃんときこえているのだろうか?」と疑問を抱きながらも「でも、生後すぐに行った新生児聴力スクリーニングでは問題なかったな」と思い、個人差の範囲内であろうと信じていました。

9〜10ヶ月頃の結果

  • 5.嫌よくひとり遊びができますか
  • 6.そっと近づいて、ささやき声でよびかけると振り向きますか
  • 7.後追いをしますか

親が離れるとさみしく後を追う様子はありましたが、「いくら声掛けしても反応しない」ことに違和感を感じ始めてきた時期でもあります。

1歳頃の結果

  • 8.バイバイ、こんにちはなどの身振りをしますか
  • 9.大人の言う簡単なことば(おいで、ちょうだいなど)がわかりますか
  • 10.部屋の離れたところにあるおもちゃを指さすと、その方向をみますか
  • 11.一緒に遊ぶと喜びますか

「バイバイ」「こんにちは」ができず、こちらの言う簡単なことばもわからず、親が指さした方向も見ないなど、できない項目が多く、はっきりと違和感を感じてきたころです。「他の子とは違うのかも」と。

1歳6か月頃の結果

  • 12.ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつか話しますか
  • 13.うしろから名前を呼んだとき、振り向きますか

意味のあることばを全く話さず、1年前からずっと喃語のまま。そして名前を呼んでも振り向かない。

この頃には、コミュニケーションの壁をはっきりと感じるようになりました。

そして、1歳半健診にて「ことば」の要経過観察を指摘されました。

2歳頃の結果

  • 14.テレビや大人の身振りのまねをしますか
  • 15.2語文(ワンワンキタ、マンマチョウダイ)などを言いますか

マネができず、2語文どころか喃語ばかりで、1語文の意味のある発語すらありませんでした。

この時期になると、保育園の同じクラスのお友達との「発達の差」を目の当たりにする頻度が増えてきました。

3歳頃の結果

  • 16.ままごと、ヒーローごっこなど、ごっこ遊びができますか
  • 17.自分の名前を言えますか
  • 18.遊び友だちがいますか

ごっこ遊びはせず、依然一人遊びのままでした。発語がないため、自分の名前を言うなんてことはもちろんできません。

この頃、名前を呼ぶと「はーい」と手を上げて返事をしてくれる時期がありました。ですが、数カ月ほどでそれは消失してしまいました。

そして、3歳になる前の2歳10か月のときに、自閉症を伴う知的障害との診断が下りました。

娘が自閉症+知的障害と診断されるまでと親の向き合い方【実体験】

チェック結果で気になったときに取ってほしい行動【我が家のアクションあり】

母子手帳を見返して「いいえ」が重なると、「いつ動けばいいの?」「どこへ行けばいいの?」「どう関わればいいの?」と迷うのは当然です。

そんな時によくある疑問と取ってほしい行動についてお答えします。合わせて我が家のアクションも紹介します。

よくある疑問Q&A:相談のタイミングと場所

Q. 何歳頃よりアクションを開始したほうがいいのか?

A. 「違和感」を持ったときが開始時です。

自閉症の診断自体は3歳前後が多いですが、発達についての専門家への相談や、お子さんに合わせた関わり方の相談は、診断がなくてもいつからでもできます。

迷ったり、悩んだりしているならば、まずは相談にいくことをオススメします。早め行動が、結果的に、我が子の成長・発達のプラスにつながっていきます。

Q. 相談先は「保健センター」と「児童発達支援センター」どっちが先?

A. まずは「保健センター(保健相談所)」へ相談しましょう。

理由は、保健センター(保健相談所)がお住まいの地域の「発達相談の窓口」だからです。

そこでお子さんの様子を伝えた上で、必要に応じてより専門的な「児童発達支援センター」を紹介してもらうのが、一般的なルートです。

Q. そもそも「保健センター」や「児童発達支援センター」って何?

施設名役割・運営特徴
保健センター自治体(市区町村)が運営健診の実施場所。まずはここに相談し、専門機関への「橋渡し」をしてもらう場所です。
児童発達支援センター自治体や社会福祉法人が運営「療育(発達支援)」を行う専門施設。 専門の先生と一緒に、遊びを通じて成長を促す場所です。

Q. 乳幼児健診はいつでも受けられるの?

A. 相談自体はいつでも可能です。

自治体が実施する「集団健診(1歳半、3歳など)」は時期が決まっていますが、保健センター(保健相談所)には保健師さんが常駐しており、電話や面談で随時相談に乗ってくれます。

Q. 児童発達支援センターは親が付き添わないといけないの?

A. 段階(年齢)や施設にもよります。最初は親子で参加して、慣れてきたり年齢が上がったりすると、お子さんだけで通う園もあります。

療育施設によって、ずっと親が付きそうところもあれば、はじめから子どもだけで通っている施設もあります。

【事例紹介】我が家が実際に取ったアクションの記録

私自身も、娘の母子手帳の「いいえ」をきっかけに、以下のようなステップで動きました。

  1. 1歳6か月児健診: 「ことば」の遅れを指摘され、まずは経過観察に。
  2. 保健相談所での専門相談: その後のフォロー健診で、専門医から「区の児童発達支援センター」を勧められました。
  3. 1歳9か月で利用開始: まずは月1回の相談事業(親子同席)からスタートしました。先生に遊びを通じた関わり方を教わる、個別レッスンのような形です。
  4. 2歳5か月で本格的な療育へ: 同センターでの相談を続けながら、より手厚いサポートを受けるためのステップに進みました。

我が家の例のように、いきなり毎日どこかに通うのではなく、「まずは月1回の相談から」といった形で、自治体のサポートを少しずつ受ける形も少なくありません。

今日から家庭でできる関わり方の工夫5選

専門機関につながるのを待つ間など、何かできることはないかと考えているママ・パパへ。

今日からできるお家でのお子さんとのコミュニケーションの工夫を5つ紹介します。

「実物」や「写真」を見せて伝える

発達が遅れているお子さんは、耳からの言葉をキャッチするのが苦手な子が多いため、「お風呂だよ」と言うときにお風呂のアヒルを見せるなど、視覚情報とセットにして伝えてみましょう。

言葉を短く、シンプルにする

「お片付けして手を洗ってからご飯だよ」だと伝わりにくいため、「お片付け」「お手て、洗う」と一つずつ区切って伝えるようにしてみましょう。

お子さんの正面・同じ目線の高さで話す

大人がグッと腰を下ろして視界に入ることで、視線が合い、意識がこちらに向きやすくなります。

「指差し」の代わりにお手本を横で見せる

指をさしても見ないときは、お子さんの手を取って一緒に触れたり、物の近くまで行って指を添えたりして、「これだね」と共有してみましょう。

「できた!」をオーバーに褒める

目が合った、まねができた、そんな小さな「できた!」を逃さず「パチパチ!」と拍手しながら笑顔で褒めて、「人と関わると楽しい!」という経験を積み重ねていきましょう。

ことばが出ない自閉症児との関わり方や考え方についての詳細を知りたい方はこちらを参照ください。
実体験から学ぶ|ことばが出ない自閉症児との関わり方・考え方を徹底解説

まとめ|母子手帳は「発達の見える化」だけではない

本記事では、母子手帳を活用した発達チェックについて紹介するとともに、チェック項目が気になった方へのアクションを私の実体験をもとに解説しました。

母子手帳の「保護者の記録」を振り返ることは、我が子の発達や成長を見える化するだけでなく、親にとっての「我が子に今、何ができるのか」を考えるきっかけにもなります。

  • 「いいえ」は、ママ・パパの育て方のせいではありません。
  • 「いいえ」は、その子に合ったサポートが必要だという道しるべです。

悩んだ際には、一人で抱え込まずに母子手帳を持って一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

その一歩が、ママ・パパの悩みを少しでも和らげる、ひとつのきっかけになることを願っています。

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